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2014年05月15日木曜日

福澤諭吉の言葉

 「文明とは人の安楽と品位との進歩」。
 「文明の進歩は世人一般の智徳の発生に関するものなり」。

 福澤諭吉の『文明論之概略』に登場する言葉として、4月1日に行われた慶應義塾大学の入学式で、清家篤塾長があいさつの中で引用されていました。5月15日付けの慶応義塾メールマガジンによって知ることができました。

 清家塾長は、上記の言葉を解説されて、文明とは「つまり生活水準と人間性の向上にあり、それらをもたらすのはインテレクトすなわち智と、モラルすなわち徳の向上」として、「知性と人柄の両方を磨くことの大切さを説いておられる」と新入生に話されています。

 今から139年前の明治8年(1875年)に発刊された『文明論之概略』の中で、インテレクトとモラルの向上の重要性を示されていた福澤諭吉の偉大さを改めて感じるとともに、その言葉を引用された清家塾長の博学さにも感動し、心に残りました。

 多くの人に教育の機会、学びの道が開かれた社会であってほしいと強く思いました。
 
 
 
 

wrote by m-hamada : 2014年05月15日 21:17