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2014年02月24日月曜日
京都大学大学院准教授・佐藤卓己さんの言葉
「その心理(ここでは韓国の心理という意味)を理解できないまでも、理解しようとする努力を放棄すべきではない。外交とは他者と向き合う視線のポリティクスなのだから」。
京都大学大学院准教授で、メディア史・大衆文化論が専門の佐藤卓己(さとう・たくみ、1960年生まれ)さんの言葉です。2月24日付けの東京新聞夕刊6面の論壇時評の中で紹介されていました。
佐藤卓己さんは、『外交』23号の武貞秀士氏の論文「なぜ韓国は中国へ接近するのか」において、韓国外交には「その時々の強いものに仕えるという均衡論」の伝統があることが指摘されていることを紹介。そのあとに、「こうした事大主義はロシアや中国と地続きで接する半島国家の地政学的条件にもよるだろう。良くも悪くも島国的心性の日本人にとって、その心理的ストレスは想像を超えるものだ。」と書いた上で、冒頭の言葉を続けています。
「外交とは他者と向き合う視線のポリティクス」という言葉が新鮮で、心に残りました。
正面からの視線か、斜めからの視線か、上から目線か、下から目線か、はたまた・・・・・。
いろいろと考えさせられる、含蓄のある哲学者の言葉のようで、面白いと感じました。
心理を理解しようとする努力。大切にしていきたいと思います。
wrote by m-hamada : 2014年02月24日 18:28