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2012年05月15日火曜日
作家・柳田邦男さんの言葉
「①制度や既往の取り組みを大きく変えることを嫌う。
②財政負担が増えることを安易に拒否の理由にする。
③人手を食う新しい仕事を引き受けたがらない。
④批判や反対が湧き上がるのを、社会的混乱の増大ととらえ、そうした事態が生じるのを避けようとする。
⑤とくに原発については、住民の不安を増大させるような新たな対応を嫌う。
⑥重要な国策として事業を推進する仕事となると、草花を踏みつぶしていくブルドーザーのように取り組む。
⑦費用対効果の評価、効率主義にこだわり、効果が格好良く見える仕事には、積極的にかかわったり支援したりする。逆に、効果が見えにくい仕事には興味を示さない。
⑧「できない」「引き受けたくない」という案件については、滔々と弁舌をふるう。」
2012年6月号の『文藝春秋』に掲載されていた、柳田邦男さんの論文「原発事故 失敗の本質 保安院『消せない罪』」の中の一文です。
官僚の考え方や思考の枠組みについて触れた中での言葉で、柳田さん自身は、「私は何も官僚を中傷するために、以上のようなことを列挙しているのではない」とおっしゃられています。
しかしながら、なるほどなあと感じられるところがあり、興味深いと思いましたし、同時に、議会にあるものとしては、市民の皆さんから同じような印象を持たれることがないように気をつけなければとも思い、心に残りました。
wrote by m-hamada : 2012年05月15日 21:08