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2008年11月16日日曜日
いのちのバトンと歴史を学ぶ意義
産経新聞紙上で、高崎経済大学教授・日本教育再生機構理事長の八木秀次さんが、以下のような相田みつをさんの詩を紹介しながら、「なぜ歴史を学ぶことが大切なのか」について寄稿されていました。
「自分の番 いのちのバトン」
父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前で 千二十四人
二十代前では――?
なんと百万人を越すんです
過去無量の
いのちのバトンを受けついで
いまここに
自分の番を生きている
それが
あなたのいのちです
それがわたしの
いのちです
八木教授は、「一世代を仮に三十年とすれば、二十代前で六百年前、四十代前で千二百年前、六十代前では千八百年前ということになる」として、「ご先祖様の営為を学ぶことで私たちの人生は豊かになる。よりよき人生を送ることもできる。歴史を学ぶ意義はそんなところにあると私は考えている」と結ばれていました。
相田みつをさんの詩に表れた詩人のまなざしと表現力にも感動しましたが、直接の研究分野ではないであろう詩というものを通して歴史を学ぶ意義を説かれた八木教授の幅広い教養と明晰な頭脳にもさらに感動しました。
wrote by m-hamada : 2008年11月16日 09:40